独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「自分の命をぎせいにしてまで、猫の命を助けることを選んだ。ほんとに、すげー奴だよな……」
佐々木くんが苦しそうに笑う。
「う、ん……」
……あぁ、俊らしい理由だ。
自分よりも猫をまっ先に助けるなんて。
でも、でも……こんなのあんまりだ。
残された私は、どうすればいいの……?
俊がいない世界なんて考えられるわけがない。
「……っ、」
ダメだ……。
こんなことを考えるたびに、涙が出てきてつらくなる。