独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「あの、さ……今日はとりあえず、送ってくよ。親も心配するでしょ?」
「うん……でも、今は俊の近くにいたいかな」
少しでも、一瞬でも、離れたくないんだ。
大好きな俊から。
先生の言うとおり、私はキセキが起こることを信じたい。
となりで名前を呼び続ければ、絶対に目を覚ましてくれるんじゃないかって。
そんな可能性に期待してしまっている。
それに、俊の家族にも病院側から連絡を入れたみたいだけど、都合上今日中に来るのは難しいみたいで。
今俊のそばにいてあげられるのは、私くらいなんだ。
だから、なるべく長く寄りそっていてあげたかった。