独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「いやー、まいっちゃったよ。俺以外はサボりだしさ」
ダンボール箱をあけながら、「まぁいつものことだけど」なんて苦笑いをかくせない黒瀬くん。
いつも笑顔の黒瀬くんは、黒髪ストレートの爽やかイケメンで。
背は平均くらい。
自分から積極的に話しかけられない私にも、笑顔で声をかけてくれるような優しい性格だ。
なにげに、黒瀬くん目当てで図書室に来る女のコも多いんだよね。
そして、ここの図書委員はまかせっきりの人がほとんどで、先生も重要なとき以外は職員室にいるから、黒瀬くんと大体2人になりやすい。
そしたらいつの間にか、こんなに話せるような仲に。
「先生が、とりあえずテーブルに出しとけばいいって。ならべるのは次で」
「よかったーっ。ならべたらどうしようって焦ちゃった、えへへ」
きっとならべてたら、今日中には終わらないもん。