独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「ふぅ。なんとか終わったね」
「ねっ!疲れちゃった……」
なんとか時間内に、全てのダンボールから本は出せたけど。
時計は、もう16時半。
廊下にでて、図書室のカギを閉めてから、職員室にカギを届けにいこうとしたら、黒瀬くんに呼びとめられた。
「あ、待って西花さん!あと俺がカギ返しとくから、西花さんは先に帰ってていいよ」
「え、でもそんな……悪いよ!」
「俺ちょうど職員室に用あったし。ついでだから、気にしないで」
そう笑顔で言ってくれる黒瀬くんに甘えるのは悪いと思いつつも……。
俊を長く待たせてることもあり、
「ありがとう黒瀬くん!
じゃあ、あと……お願いしますっ!」
私はお礼を言って、黒瀬くんにカギを渡す。
そして俊が待つ教室へと急いだ。