独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
学校の校門を出ると、さわやかな風が吹いて、俊のストレートな髪をゆらゆらと揺らした。
あぁ、風に吹かれる俊も最高に絵になる……。
まるで映画のワンシーンみたいなんて見とれていると、俊と視線が重なる。
「ん、なに?」
「えっ!?えと、何もない……っ!」
ダメダメっ。
思わず見とれちゃうなんて。
あわてて、オレンジ色の空に視線を変えた。
そしてしばらくしてから地面に視線を落とせば、 俊の影と私の影がふたつならんでいる。
ふふ、なんだかこういうの嬉しいな。
「あ、」
2人で歩いていると、突然立ち止まる俊。
どうしたんだろう急に?
私も足をとめる。