独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「ほら、あれ」
俊が指さす方を目で追いかけると、いつも通学路のとこに座っている野良猫さんが目に入った。
私は近くまでかけ寄ると、野良猫さんをぎゅーっと抱きしめる。
「シロちゃんだぁーっ!!
んふふ、ふわふわだねぇー」
シロちゃんは、まっしろなふわふわした毛なみがとってもキレイな猫で。
大きなおめめは、空みたいにあわいブルーなんだ。
「シロ、まだいたの?もう遅いんだし、 お家帰らないとダメじゃんか」
少し困ったような表情を見せながらしゃがみこむ俊に、シロちゃんは甘えたようにニャーォと鳴く。