廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
「それでは、セルジュ。後のことは任せた」
そう言うと、ダリオンは執事セルジュの手から兜を取り、踵を返した。
えっ!まさか、もう王都へ向かうの!?
実家で一休みもしないで行くの!?
と、目を丸くする私を置いて、スタスタとダリオンは部隊の元に帰って行く。
ああ……もう少しだけ、あの美貌を堪能したかった。
残念な思いで後ろ姿を見送っていると、頭上から視線を感じた。
「ルキアお嬢様、遠路お疲れでございましょう。まず、湯浴みは如何です?」
セルジュが私を見て微笑む。
「ありがとう。お心遣い、感謝します」
ペコリと頭を下げると、何故か隣から黄色い声が……。
見上げてみると、メイド三人がこちらを見て頬を紅潮させている。
どうしてだろう?私、何かおかしなことを言ったのかしら?
「まぁまぁ!なんと謙虚な方なのでしょう!王族でありながら、私どもにまで丁寧に挨拶を……しかも……可愛らしいわ」
茶色の髪を上でシニヨンにしたメイドが、感激したように言う。
すると、別のメイドたちも次々に声を上げた。
「本当にそうですわねっ!お人形のよう!」
「ああっ、どうしましょう!可愛いドレスを沢山作らなければ!」
それを聞いたセルジュは、すごく大きな溜め息をついた。
そう言うと、ダリオンは執事セルジュの手から兜を取り、踵を返した。
えっ!まさか、もう王都へ向かうの!?
実家で一休みもしないで行くの!?
と、目を丸くする私を置いて、スタスタとダリオンは部隊の元に帰って行く。
ああ……もう少しだけ、あの美貌を堪能したかった。
残念な思いで後ろ姿を見送っていると、頭上から視線を感じた。
「ルキアお嬢様、遠路お疲れでございましょう。まず、湯浴みは如何です?」
セルジュが私を見て微笑む。
「ありがとう。お心遣い、感謝します」
ペコリと頭を下げると、何故か隣から黄色い声が……。
見上げてみると、メイド三人がこちらを見て頬を紅潮させている。
どうしてだろう?私、何かおかしなことを言ったのかしら?
「まぁまぁ!なんと謙虚な方なのでしょう!王族でありながら、私どもにまで丁寧に挨拶を……しかも……可愛らしいわ」
茶色の髪を上でシニヨンにしたメイドが、感激したように言う。
すると、別のメイドたちも次々に声を上げた。
「本当にそうですわねっ!お人形のよう!」
「ああっ、どうしましょう!可愛いドレスを沢山作らなければ!」
それを聞いたセルジュは、すごく大きな溜め息をついた。