廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
「王都へ行き、診察を受けると」
「あ……はいっ!直ちに返信し、支度を整えます!」
セルジュはさっきの表情から一転、晴れやかな笑顔になった。
これは、良い兆候のようだ。
「頼むわね。あ、それからルキアも王都へと連れて行きますから用意を」
「畏まりました、カトレア様!お任せを」
王都へ?私も?
話の内容が全くわからない私は、セルジュが跳ねるように去った後、カトレア様に尋ねた。
「あの、王都へ行くのですか?」
「ええ。主治医のイエーレン先生から目の診察を受けるように言われていたの。可能性は低いけれど治るかもしれないのですって」
「まぁ!そうなのですか!」
なるほど、セルジュが喜ぶわけだわ。
恐らく、生きる気力を失ったカトレア様には、目の治療を受けるなんて選択肢は無かったのだろう。
だけど、今のカトレア様なら……可能性を諦めたりしない。
「ルキアも一緒に来て欲しいのよ。私の付き添いとして、エスカーダ家の一員として」
「エスカーダ家の一員?」
小首を傾げると、カトレア様は楽しそうに言った。
「後見人としてではなく、私はルキアをエスカーダの本当の家族として迎えたいのよ」
「……へ?え、えっと。それは……」
どういうことだろう?
意味がわからず、私は更に首を傾げた。
その言い方がおかしかったのか、カトレア様はケラケラと楽しそうに笑った。
「つまりね。ルキア・エスカーダを名乗って欲しいと言っているの」
「ルキア・エスカーダ……え、ええっ!?」
思わぬ提案に、私の声は上擦ってしまった。
「あ……はいっ!直ちに返信し、支度を整えます!」
セルジュはさっきの表情から一転、晴れやかな笑顔になった。
これは、良い兆候のようだ。
「頼むわね。あ、それからルキアも王都へと連れて行きますから用意を」
「畏まりました、カトレア様!お任せを」
王都へ?私も?
話の内容が全くわからない私は、セルジュが跳ねるように去った後、カトレア様に尋ねた。
「あの、王都へ行くのですか?」
「ええ。主治医のイエーレン先生から目の診察を受けるように言われていたの。可能性は低いけれど治るかもしれないのですって」
「まぁ!そうなのですか!」
なるほど、セルジュが喜ぶわけだわ。
恐らく、生きる気力を失ったカトレア様には、目の治療を受けるなんて選択肢は無かったのだろう。
だけど、今のカトレア様なら……可能性を諦めたりしない。
「ルキアも一緒に来て欲しいのよ。私の付き添いとして、エスカーダ家の一員として」
「エスカーダ家の一員?」
小首を傾げると、カトレア様は楽しそうに言った。
「後見人としてではなく、私はルキアをエスカーダの本当の家族として迎えたいのよ」
「……へ?え、えっと。それは……」
どういうことだろう?
意味がわからず、私は更に首を傾げた。
その言い方がおかしかったのか、カトレア様はケラケラと楽しそうに笑った。
「つまりね。ルキア・エスカーダを名乗って欲しいと言っているの」
「ルキア・エスカーダ……え、ええっ!?」
思わぬ提案に、私の声は上擦ってしまった。