廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
「お前の身は、ここにいるエスカーダ公に任せる」
「はぁ!?」
突然叫んだのは隣にいた黒い戦士だ。
どうやら彼がエスカーダ公、レグナント一、いや世界一と言っても過言ではない猛将ダリオン・エスカーダ公爵らしい。
……なんて、冷静に分析していたけれど、私の胸中は不安でいっぱいだった。
教会の孤児院に預けられるというのを予想していたのに、大英雄の所に行くなんて。
しかも「聞いてないぞ!」という態度から、全く歓迎されてないのがわかる。
「貴公の館は広く、領地は辺境で自然も多い。子供が暮らすには最適だろう?」
「殿下。私は子供などに構っている暇はありません」
「何もお前に育てろとは言ってない。後見人になれと言っているのだ。ちょうどカトレア大叔母様の話し相手が出来て、いいではないか」
ユグリス王子は勝ち誇ったように言い、ダリオンは兜の中で溜め息をつく。
会話に口を挟める立場でない私は、二人の様子をじっくり観察した。
ダリオンはあまり口がたつほうではなく、雄弁なユグリス王子とは真逆である。
そして、二人はお互いのことをよく知っており、 上下関係はありながらも友人のような存在……と、分析した。
「はぁ!?」
突然叫んだのは隣にいた黒い戦士だ。
どうやら彼がエスカーダ公、レグナント一、いや世界一と言っても過言ではない猛将ダリオン・エスカーダ公爵らしい。
……なんて、冷静に分析していたけれど、私の胸中は不安でいっぱいだった。
教会の孤児院に預けられるというのを予想していたのに、大英雄の所に行くなんて。
しかも「聞いてないぞ!」という態度から、全く歓迎されてないのがわかる。
「貴公の館は広く、領地は辺境で自然も多い。子供が暮らすには最適だろう?」
「殿下。私は子供などに構っている暇はありません」
「何もお前に育てろとは言ってない。後見人になれと言っているのだ。ちょうどカトレア大叔母様の話し相手が出来て、いいではないか」
ユグリス王子は勝ち誇ったように言い、ダリオンは兜の中で溜め息をつく。
会話に口を挟める立場でない私は、二人の様子をじっくり観察した。
ダリオンはあまり口がたつほうではなく、雄弁なユグリス王子とは真逆である。
そして、二人はお互いのことをよく知っており、 上下関係はありながらも友人のような存在……と、分析した。