堅物騎士団長から妻に娶りたいと迫られた変装令嬢は今日もその役を演じます
「新聞部ってね、こういった学院の情報をまとめて、学院新聞を作って、それを発行しているの」

「学院新聞?」

「そうそう、学院に関係する情報とか話題とか。それをまとめて学院新聞を作っているのが私たち新聞部。やっぱり、学院のいいところはみんなに教えてあげたいでしょう? エレンちゃんがわざわざバーデールから留学してきたことも、みんなに教えてあげたいでしょう? それを見た人がエレンちゃんに興味を持って、このドラギラとバーデールの交流が深まるかもしれないよね?」

「そう、ですね?」
 エレオノーラにはピンとこないところもあったが、このドロシーが学院のことを好きだということはなんとなく伝わった。

「相変わらず、ドロシー先輩は部室に来るのが早いですね」
 言いながら一人の男子生徒が入ってきた。
「あれ? 見慣れない子がいる」

「留学生のエレンちゃん。二学年にきたのよ。今、取材の申し込み中なの」

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