貴方の優しさに甘えてしまった
「でも、旦那さんの浮気が原因なら、
僕は放っておけません。
旦那さんに言った方がいいんじゃないですか?」
「聞けない。響のために、旦那との関係を壊したくない。」
先生に、急にギューっと抱きしめられました。

「先生。離してください。」
「嫌です。
 そんな辛そうな顔してて、離せません。
 僕にすがってきださい。
 辛い気持ちを僕にぶつけて下さい。
 僕が受け止めます。」

「先生。」
私は、先生に抱きついたまま、すがって泣いてしまった。

しばらくして落ち着いた。

「ごめんなさい。先生。」
「大丈夫ですよ。そうやって、僕の前では強がらないで下さい。」
「ありがとうございます。」

「僕はもう帰ります。
また、いつでも連絡してきて下さい。
今度は、飛んでいきます。」
「ありがとうございます。」
先生は、帰って行った。
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