君のこと、釣ってもいいですか?
一時期でも羽花を

友達と思ってたことが

恥ずかしい。

「詩、庇ってないで行きましょ。」

「あぁ·····。」

隅の方でかおりさんが

詩くんを引っ張ていこうとしている。

私は彼の何が好きだったんだろう?

私は真っ直ぐな彼が好きだった。

真っ直ぐな性格に、

存在感のある彼が。

あの笑顔が。

私を照らしてくれているみたいで。
< 97 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop