君のこと、釣ってもいいですか?
私も光れている気がして。

なのに今の詩くんには

その面影はない。

何が原因かも分からない。

だけど光のない

詩くんなんて

見ていられない。

こういう時って

どうしたらいいんだろう。

「黙ってねーで喋ろよ!」

羽花が叫んだ。

そうだ。

私が照らせばいいんだ。
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