また、昨日ね
12年後
それらから12年昨日を繰り返した、そして目覚めると東京から実家に戻っていた、何だか顔や体も若くなっていた。

今から逆の20日後には高校生活に戻るはずだ、僕には高校時代にどうしてもまた会いたい人がいた。

僕は久しぶりの地元を散歩した、懐かしい、僕が通っていた高校だ、また通うんだけど、当時のままだ、と言うより当時に戻っている。

そして登校初日を迎えた、て言うか卒業式だ、最後で最初の登校をした、久しぶりに会う同級生達、とは言っても僕の友達は少ないでも何だか少しワクワクした、昔は学校が嫌いでワクワク何かした事がない、僕の少ない友達を見かけ声をかけた

「久しぶり」

「え… 何で久しぶりなんだよ?」

「あーそっかそっか、そうだった」

「どうした寝ぼけてんのか、今日で最後だな… 高校生活」

「ああ、そうだな」

僕は今日が始まり何だけどね、やっぱり久しぶりの友人との会話は嬉しかった。

「ナツも一緒に卒業できたら、良かったなぁ〇〇… 」

「おう、そうだな… 」

ナツは僕の初めての彼女で、高校2年の夏に県外に引っ越して行った。

「え〜それでは卒業式を始めます、校長の挨拶、校長先生宜しくお願いします」

2回目の卒業式が始まった、懐かしい、スラムダンクの安藤先生に似た校長だ、それにしても校長の話しは退屈でつまらない。

そしてあっという間に高校2年の夏がやって来た。
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