政略婚~腹黒御曹司は孤独な婚約者を守りたい~
ベンチに座っていると、道路側に車がとまり、その車からスーツ姿の壱都さんが降りて来た。
秘書の樫村さんが運転していたようで、こちらに一瞬だけ視線を向けて会釈する。
私が壱都さんと会ったのはファーストキスを奪われて以来のことだった。
久しぶりに会った壱都さんは前に会った時よりずっと大人の男の人に見えて、少しだけドキッとした。
やっぱり王子様と呼ばれるだけあって、かっこいい。
「友達は?」
「あ……先に帰ってしまって。私が帰るのは明日の便なので」
「そうか」
「もしかして、私を見かけたんですか?」
「そう。ホテル前でちょうどね」
まさか、公園横の高級ホテルのことだろうか。
ちらりと横目でホテルを見た。
ロンドンでも有名なホテルでドレスコードまであるホテル。
そんな場所に泊まっているとか?
―――あり得る。
「だから、こんな早く来れたんですね」
秘書の樫村さんが運転していたようで、こちらに一瞬だけ視線を向けて会釈する。
私が壱都さんと会ったのはファーストキスを奪われて以来のことだった。
久しぶりに会った壱都さんは前に会った時よりずっと大人の男の人に見えて、少しだけドキッとした。
やっぱり王子様と呼ばれるだけあって、かっこいい。
「友達は?」
「あ……先に帰ってしまって。私が帰るのは明日の便なので」
「そうか」
「もしかして、私を見かけたんですか?」
「そう。ホテル前でちょうどね」
まさか、公園横の高級ホテルのことだろうか。
ちらりと横目でホテルを見た。
ロンドンでも有名なホテルでドレスコードまであるホテル。
そんな場所に泊まっているとか?
―――あり得る。
「だから、こんな早く来れたんですね」