天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~
「やっと天女様が戻った。よかった。これで天界は安泰だ」
「大門前で見た神達の話によると美しい女子なのだとか」
「たしか名前は…」
「白蘭様だ!」
「そうだ!それだ!!」
…白蘭も天宮にいるのか。
父上が言っていたことは全て真実なのか…?謀反を起こしたことも?
幼い頃から月影を知っているが、とてもそのようなことをする奴ではない。
やはり、直接話をしなければ納得できないな。
紅蓮は都で一番高級な伝達鳥の店に入る。
「いらっしゃい文を届けたいのかい?」
「ああ。そうだ」
「うちは貴族をはじめ天宮の神官、いたるところまで届けることが出来るよ!誰宛の文だい?」
「…天帝陛下だ」