黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?

 修が私の頬をそっと撫でる。

「じゃ、もうやめとくか?」

 ちがうの。やめたくなんてない。

「もっとする」

 もっと、もっと……ずっと。
―――こうしていたいって思ってるんだ。

 私は今度は自分から口付け、
 修の背中に腕を回し、その背をもう絶対に離さないというようにぎゅうっと掴んでいた。
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