黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
「……住所?」
あのとき、これを書いたときは住所も書いてなかった。
でも今、住所が書かれている。
私の、『今の』住所が……。
「なんで住所知ってるの!」
「くるみの母親に聞いたに決まってるだろ」
「最低っ!」
そう言えば私のお母さんは修のこと大好きだった!
『修くんがうちの息子だったらねぇ』とのたまっていたのを思い出す。今でも時々修の話をうっとりした目でしているので、今でももちろん母は私よりこの男の味方だ。
修は昔からとにかく年上ウケがいい……。いや、年上だけじゃない。
全年齢、全性別、全生物ウケがいいのだ。