黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
そう思ったとき、修はそのまま私をまた強く抱きしめる。
「くるみ、キスしてもいい?」
耳元で囁かれるその声に、思わず身体が跳ねそうになった。
そして「……こ、ここで?」と聞いてしまった。
「それは、家に帰ってからならしてもいいってこと?」
「う……」
(あ、また言葉尻とらえられてる気がする……)
私が恨みがましく修を見ると、修は先ほどの緊張とやらはどこへ行ったのか、「さ、早く帰ろうか」と意地悪に微笑んだ。