黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
21章:ほのかな期待
「眠れなかった……」
昨日、眠るときにも修が近くにいて、悶々として眠れなかった。
しかし、修はというと、ぱたりと電池が切れたみたいにぐっすり眠っていて、その寝顔を見ていると、さらに悶々として眠れなくなった。
(これまでは強引に来てたくせに……)
昨日だってあのときのキスは絶対に濃いものだって思ってたのに。
軽いキスだけで、予想外だった。予想外すぎた……。