黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
21章:ほのかな期待

「眠れなかった……」

 昨日、眠るときにも修が近くにいて、悶々として眠れなかった。
 しかし、修はというと、ぱたりと電池が切れたみたいにぐっすり眠っていて、その寝顔を見ていると、さらに悶々として眠れなくなった。

(これまでは強引に来てたくせに……)

 昨日だってあのときのキスは絶対に濃いものだって思ってたのに。
 軽いキスだけで、予想外だった。予想外すぎた……。

< 247 / 388 >

この作品をシェア

pagetop