黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
―――シャワーの熱で、修の熱で……頭がくらくらする。
私は目を瞑って、
「な、ならっ……修がもっと私に触れてよ!」
と叫んでいた。
(何を言い出した自分!)
そうは思うが、今朝の熱を思い出したせいで口が先に動いていたのだ。
修が息を飲む音が聞こえる。
「状況、わかってる?」
「わかってる……つもり」
言ってしまったことが引っ込みつかなくなって、唇を噛んで下を向く。
後ろから、修がクスリと笑う気配がした。