黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?

 その低い脅すような声に、私は息をのんだ。
 そのうち、寒くもないのに、ぶるぶると身体が震えだす。

「震えてる? かわいいな」

 修が目を細めて私を見た。

「っ……! も、もう、へ、変なことしないでっ……!」
「変なことじゃない。普通のことだ」
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