蒼い炎
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「ファナ…」
「ッテオのばかぁぁああああ!!!」
「ッ!?分かった。分かったから落ち着け」
「うわぁああああああん!!」
急いで戻ってきたはずだったが、屋敷に戻るとドアを開けるなり、久しぶりに泣きはらしたファナに飛びつかれ、散々泣きながら怒ってくる。
留守番を共にしていたリリスは苦笑いを浮かべ、俺から離れようとしないファナを見つめている。
泣きやむ気配がなさそうなファナに思わず苦笑し、抱き上げて強制的に部屋に連れて行く。その間も俺の体を叩いてくるファナの手は止まらない。
ベッドにファナを降ろすが、すぐに立ち上がって叩いてくる。その手を抑え付けると更に大声で泣き始める。
「ファナ」
「うわぁああああん!!」
「悪かった。もう二度と勝手に出て行ったりしないからもう泣くのはやめろ」
「ッう…うぅ…」
泣くのに疲れたのか、俺の言葉が効いたのかファナの泣き声はそこで収まる。頭を撫でてやるが、その手を叩き落とされる。
結局、ファナのご機嫌取りにその後3日を費やし、なんとかファナの機嫌を戻した。

