蒼い炎
「ファナ様、私に様などつけなくていいのですよ」
「…テオ」
「テオファニス様に言われたんですか!?」
「っぶ!はは!!」
「テオファニス様!!!」
キリルの驚いた顔なんぞ何十年ぶりだ?様を付けられただけであれほど思考が停止するとは。
思う存分笑い、ファナを褒める。
「よくやったぞ。ファナ」
「あい!」
ファナも満足げな顔だ。見たことがないほど大きなため息をこぼしたキリル。それを慰めるリリス。
全く、随分にぎやかになったものだ。
食事を終え、ファナを抱き上げる。
「テオ?」
首をかしげているが、とぼける気か。3日に1度、ファナを喰らっているというに。
首筋に口を寄せると身を固くさせる。ようやく分かったようだな。抵抗しないファナを連れ、部屋に戻る。