HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「優貴、泊ればいいのに…」
「新婚さんのお邪魔虫にはなりたくないよ」

「今度は奥さんを交えて、四人で食事しような…」

「あぁ~」

私たちは栗原さんを玄関先で見送った。
彼を乗せた金属の箱が下降していった。

「トモのヤツ…マズい事してくれたな…」

「えっ?」

「コーガは連れて来るなと言ったのに…なんで連れて来るかな?」

「どうしてコーガを連れてきたらダメなんですか?」

「雪姫だって…いつものコーガじゃないと気づいただろ?伊集院家とコーガの間には色々とあったんだよ…」

「確かに」

「コーガの母親の咲さんは伊集院家の分家の人間で、敦司さんたちの従姉だ。
コーガを身ごもった咲さんは反対を押し切り、父親である俳優の天城康之と結婚した。それも…天城が伊集院家に婿入りする形で・・・しかし、二人の結婚を良しとしてなかった…敦司さんたちの父親・伊集院鑑造元総理は天城に大金を押し付けて強引に離婚させた。コーガと一緒に伊集院家から追い出したんだ。
天城は幼かったコーガにスター性を見出し、子役デビューさせた。それが、コーガの芸能生活の始まりだ。
伊集院家の血が入ったコーガは大いに注目を浴びた」

私もコーガが子役デビューして芸能界りしていた事は知っていた。



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