HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
最後の角を曲がると見慣れた自分の実家の邸宅が見えて来た。

「白石邸には劣りますが…あれが私の実家です」

「車がどこに停めればいい?」

「あ…私のお母さんが手を振ってます…」

「あそこに停めれたいいのか?」

「多分」

「分かった。君は先に降りてくれ」

「了解」

達生さんが私を先に下ろして、お母さんの立っていた場所のスペースに車を停めた。

< 113 / 155 >

この作品をシェア

pagetop