HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「いらっしゃい。達生君」

「お久しぶりです…小泉さん」

お父さんも出て来て、私たちを出迎えた。
「狭いうちだけど…入ってくれ」

「お邪魔します」

私は「ただいま」と中に入った。


「正午に『ダイヤモンドホテル横浜』のロビーで…智則君と明姫と待ち合わせしてるの…六人で食事する予定よ」

「そうなんだ…」

「色々と気を遣わせて、申し訳ありません」

私たちはリビングのソファに腰を下ろし、母の淹れたコーヒーを飲んで一息ついた。


「事後報告になりますが…俺と雪姫さんは入籍を済ませ、俺の住んでいる南青山のマンションで新生活を始めています」

「それは雪姫から訊いている。達生君には本当に申し訳ない事をしたと思っている、すまない」

父は改めて、達生さんに見合いの席での振る舞いを謝った。

「それは全然気にしてませんから…」
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