HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
私はそのアルバムのページを捲った。
其処には、コーガぐらいの十代の達生さんが映った写真が貼られていた。

「本当だ…これ私だ…」

「雪姫と明姫さんが五歳だったな…俺が子供の中で一番上だったから…父さんから皆の面倒を見ろと言われて…大人たちはバーベキューを楽しみ…子供たちは川で遊んでいた。でも、突然雪姫の姿が見えなくなって…俺は森の奥に君を探しに行ったんだ」

達生さんがその旅行の話を詳しくしてくれたけど、私にはピンとこなかった。

幼稚園であった出来事は鮮明に記憶してるのに、その旅行の記憶が全くない。
こうして目の前に写真が残ってるけど、思い出せない。



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