HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「そうか…雪姫さんも白石雪姫さんか…」

「石をとれば、『白雪姫』だ」

「雪姫さんが白雪姫になるなら、七人の小人が必要だな」

「七人子供を作れば…大丈夫だ」

「七人!!?達生お前…七人も子を儲けるのか??」

伊集院さんの切れ長の目が見開いた。

「私…七人も産めませんよ!」

「私の母上でも五人だったぞ…」

「冗談だ…二人して本気にするな…」

「達生さん、この際、子供の数は何人作るんですか?」

「二人ぐらいかな?」

「それならいいぞ…」

「敦司さんの許しは求めてない…俺と雪姫の間での話だ…」
「申し訳ないが…私は行くぞ」
「お任せ下さい…いってらしゃい。伊集院さん」



伊集院さんは私に後片付けを任せて仕事に行ってしまった。

「雪姫、敦司さんに偉く愛想がいいな」

「気のせいですよ…それよりも…後片付け手伝ってください!」

「・・・」

達生さんは渋い表情をしながらも後片付けを手伝ってくれた。
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