僕惚れ②『温泉へ行こう!』
「理人……私も、貴方が、大好きっ」
言いながら、気が付いたら理人の襟元を掴むようにして彼を引き寄せ、自ら理人に口付けていた。
私のぎこちない口付けを、理人が優しくカバーしてくれる。
あごを軽く持ち上げて私の顔を上向けると、口付けの角度を深くする。
薄く開いた唇の間から理人が舌を差し入れてきて、私のそれを優しく絡め取った。
「んんっ、はぁ……んっ」
理人の熱い舌の感触が心地よくて、それだけで身体中の血が沸騰しそうなくらいときめく。
口付けだけで蕩かされそうな心地になれるのは、理人のことが大好きだから。
実際理人以外の人とこういうことをしたことがないから比べようがないけれど、それでも分かる。
きっと大好きな理人と、だから……なんだと思う。
口付けを交わしながらも理人の手は私の胸を刺激し続けていて……いつしか指先で先端の敏感なところをギュッとつまんだり、手のひらで転がすようにこねたりと、休む間を与えてくれない。
私の身体は彼から与えられる刺激で、どんどん高みに昇らされていく。
と、唇を離した理人が、耳元で「葵咲、気持ちいい?」とささやいてきて――。
私は熱に浮かされたように、素直に「んっ……気持ちいぃ……」と答えていた。
今まで口付けに合わせて胸ばかりを執拗に責めていた理人の手が、わき腹に沿ってスーッと降りてきて、私の下腹部に到達する。
その間も、胸は彼の舌と唇、そうしても一方の手で刺激を与えられ続けていて――。
言いながら、気が付いたら理人の襟元を掴むようにして彼を引き寄せ、自ら理人に口付けていた。
私のぎこちない口付けを、理人が優しくカバーしてくれる。
あごを軽く持ち上げて私の顔を上向けると、口付けの角度を深くする。
薄く開いた唇の間から理人が舌を差し入れてきて、私のそれを優しく絡め取った。
「んんっ、はぁ……んっ」
理人の熱い舌の感触が心地よくて、それだけで身体中の血が沸騰しそうなくらいときめく。
口付けだけで蕩かされそうな心地になれるのは、理人のことが大好きだから。
実際理人以外の人とこういうことをしたことがないから比べようがないけれど、それでも分かる。
きっと大好きな理人と、だから……なんだと思う。
口付けを交わしながらも理人の手は私の胸を刺激し続けていて……いつしか指先で先端の敏感なところをギュッとつまんだり、手のひらで転がすようにこねたりと、休む間を与えてくれない。
私の身体は彼から与えられる刺激で、どんどん高みに昇らされていく。
と、唇を離した理人が、耳元で「葵咲、気持ちいい?」とささやいてきて――。
私は熱に浮かされたように、素直に「んっ……気持ちいぃ……」と答えていた。
今まで口付けに合わせて胸ばかりを執拗に責めていた理人の手が、わき腹に沿ってスーッと降りてきて、私の下腹部に到達する。
その間も、胸は彼の舌と唇、そうしても一方の手で刺激を与えられ続けていて――。