僕惚れ②『温泉へ行こう!』
そこを優しく包み込むように揉まれて、私は堪えきれずに声を漏らす。
彼が触れたところがどこもかしこも熱く疼いて……肌がほんのりと薄紅に色づく。
「理人……」
彼の名前を口にするだけで、下腹部からトロリ、と蜜があふれ出したのがわかった。
私は今、浴衣の下には何も身につけていないのに……。
浴衣のところに下着を持って来忘れていたから……。後でこっそり履けば大丈夫かな、とか……そんなことを考えてしまった自分に後悔したけれど、今更で――。
あふれ出した蜜は、きっと即座に後ろ身頃を濡らしてしまうだろう。
それが恥ずかしくて、思わず足をもじもじと身じろいだら、理人に気付かれてしまった。
「可愛い、葵咲。もう、こんなに濡らしてるの?」
腿の間を割るように伸びてきた理人の指が、秘所を優しく擦る。
「それに、下着を身につけていないとか……最初からこうなるのを期待してた?」
気にしていたことを改めて指摘されて、私は一気に恥ずかしくなる。
「違っ、お願いっ。恥ずかしいから……言わない、でっ……?」
私から理人を求めたくせに、こんな風にはしたなく感じていることを彼に暴かれると、堪らなくしんどい。
何て矛盾しているんだろう、と自分でも思った。
「僕を求めてくれる葵咲も刺激的で素敵だけど、恥ずかしがってるキミも可愛らしくて大好きだよ」
でも、そんな気持ちも、理人のたった一言で、報われてしまう。
彼が触れたところがどこもかしこも熱く疼いて……肌がほんのりと薄紅に色づく。
「理人……」
彼の名前を口にするだけで、下腹部からトロリ、と蜜があふれ出したのがわかった。
私は今、浴衣の下には何も身につけていないのに……。
浴衣のところに下着を持って来忘れていたから……。後でこっそり履けば大丈夫かな、とか……そんなことを考えてしまった自分に後悔したけれど、今更で――。
あふれ出した蜜は、きっと即座に後ろ身頃を濡らしてしまうだろう。
それが恥ずかしくて、思わず足をもじもじと身じろいだら、理人に気付かれてしまった。
「可愛い、葵咲。もう、こんなに濡らしてるの?」
腿の間を割るように伸びてきた理人の指が、秘所を優しく擦る。
「それに、下着を身につけていないとか……最初からこうなるのを期待してた?」
気にしていたことを改めて指摘されて、私は一気に恥ずかしくなる。
「違っ、お願いっ。恥ずかしいから……言わない、でっ……?」
私から理人を求めたくせに、こんな風にはしたなく感じていることを彼に暴かれると、堪らなくしんどい。
何て矛盾しているんだろう、と自分でも思った。
「僕を求めてくれる葵咲も刺激的で素敵だけど、恥ずかしがってるキミも可愛らしくて大好きだよ」
でも、そんな気持ちも、理人のたった一言で、報われてしまう。