あ
目が覚めると、太陽の位置は何歩か西側にずれていた。
伸びをして、立ち上がる。
日陰に置いていた本も少し日にあたっていた。
本を全部持ち、家の中に戻った。
家の中は静かで誰もいないよう感じがした。
なぜか、音を立ててはいけない気がしてゆっくりと中に入った。
まず、キッチンのところには誰もいなかった。
次に、和室を見に行ってもいなかった。
2階に上がり、この前案内された部屋にもいなかった。
人がいないことは思っていたよりも不安な気持ちになった。
1階に下りると、キッチンの奥にある部屋が少しだけ開いている。
もしかしたら、と思って襖を開けるとそこに遊馬さんがいた。
ちょっとだけ安心した。
自分の家じゃないと一人は不安になるんだと思った。