ママになっても、極上ドクターから独占愛で迫られています
 唇の弾力を確認するような口づけから、優しさを伝えるようにやわらかく動き出した舌に刺激を与えられ、背中になにかが走ったような感覚を覚えた。

 気持ちがよくてゾクゾクする。

 与えられる熱に夢中になっているうちに、自分でも気づかないうちにあられもない声が漏れていた。

 その甘ったるい声に同調して蒼さんの舌の動きが激しさを増し、頭を掻き抱かれた態勢のままマットレスに組み敷かれる。

 私の脚に膝をねじ込ませ、獲物を食らう捕食者のように覆い被さる蒼さんが愛しく、心臓が激しく震えた。

「みちる……好きだよ」

 わざと耳たぶを湿らそうとしているのかと思うくらい、熱い吐息を吹きかけられてお腹の奥がキュッと締まった。

「私も好きです」

 こちらの意思を確認するためか、ジッと瞳を見つめられて呼吸がままならない。
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