ママになっても、極上ドクターから独占愛で迫られています
「もう……」

 これ以上焦らさないでほしい。早く蒼さんとひとつになりたいと、涙の膜が張った瞳で訴える。

「もう、なに? 言って」

 絶対にわかっているのに、あえて言わそうとする表情は愉しさに満ちていて。

 口をむうっと尖らせて睨みつけると、蒼さんは更に機嫌よく口角を上げた。

「そういうみちるもいいね。そそられる」

「意味がわからな……」

 言い終わる前に唇を塞がれて、吐息すらも彼のなかに飲み込まれていく。

 熱くて硬いものが身体の奥に入ってきて、「あっ」と声がこぼれた。

「みちるのなか、あったかい」

 少し掠れた声と荒々しく空気を吸う音が同時に鼓膜を震わせるので、それだけで欲情の波に襲われてしまった。

 ずっと気持ちがよくて、もう自分の身体が自分のものじゃないみたい。頭がおかしくなりそう。

 緩急をつけながら動く蒼さんに助けを求めて手を伸ばすと、目元をやわらげた顔が近づいてきて触れるだけのキスを落とされる。

「みちる」と、何度も愛おしい声で呼ばれて、身体だけでなく心もとろとろに溶けていった――。

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