【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
「会社の人とか、かもね」
2人がKUONホテルの方向に歩いて行くのを見届けてからミヤちゃんがそう言ってくれたけれど、明らかにその顔がこわばっている。
――うん、わかるよ。そんな感じじゃなかったよね。
社員だったらCEOである臣海さんの腕に手を添えて話しかけたりなんかしない。
あの女性は全体的に纏う雰囲気が華やかで、見るからにお嬢様っぽくて……。
「……本命かな」
私が小さく呟くと、ミヤちゃんがギョッとした顔になる。
「ちょっと菜月、一緒に歩いてるのを見ただけで飛躍しすぎだって!」
「でも、ミヤちゃんだって臣海さんが他の女と遊んでるんじゃないかって言ってたじゃない」
「それは……」