【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「菜月は? 俺に抱かれてどうだった?」
「うん、私も……臣海さんを愛してるって思った」
「上手かっただろ? 気持ちよかったか?」
「それは気持ちよかったけど……って、ちょっと!」

 ハハハッと笑われて、感動が吹き飛んだ。
 けれど1週間ぶりの彼との会話が楽しくて仕方がない。こんなふうにテンポ良くやりとりができるというのも相性の良さなのかもしれない。

 そして臣海さんは、慎重に事を運ばなくてはならないため時間がかかる。多忙でしばらくは連絡を取りにくくなるが待っていてくれ……と会話を締め括った。

「今日は電話をくれてありがとう、それじゃあ」
「ああ、それじゃ……あっ、菜月」
「えっ、なに?」
「俺はおまえがニンニク臭くても余裕でキスできるから心配するな」

 一気に体温が上がって頭のてっぺんまで熱くなる。
 数時間前の黒歴史をこんなに早く掘り返されるとは!

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