【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
「……わかった。疑ったりしてごめんなさい。今度こそちゃんと待つ」
「ああ、本当の恋人だしな」
「それも勘違いしてごめんってば! でも言葉足らずの臣海さんも悪いと思う」
「そこは反省しているが……抱かせてくれた時点で、そんなのとっくにわかってると思うだろ」
それはそうだけど、やはりハッキリした言葉が欲しいものなのだ。
「だがやはり、俺が言ったとおりだったな」
――言ったとおり?
意味がわからずスマホを持ったまま首を傾げていると、臣海さんが「抱いたらわかるって言っただろ?」とクスリと笑う。
「実際に抱いてみてハッキリわかった。俺は菜月を愛してるって」
優しい声音が鼓膜を伝い、私の胸を震わせた。
さっきまでの悲しい気持ちや不安が吹き飛んで、心の中が温まっていく。