【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
――そうか、ミヤちゃんが……。
臣海さんはミヤちゃんとのやりとりを思い出して苦笑しつつ、「いい友達だな」と目を細める。
うん、本当だ。彼女の友情には感謝しかない。
今度美味しいものを奢ろうと心に誓う。
「ちゃんとしてから会いに来ようと決めていた。もう大丈夫だ、環妃さんとの婚約は解消したし、大きな仕事も目処がついた」
「うん」
「本気なんだ……俺は心から菜月を求めている」
「うん」
「菜月に直接触れたい……俺の部屋に来てくれないか?」
「……臣海さんの部屋?」
「そう、ホテルじゃない。他のどの女も入ったことがない、俺が住んでる俺のマンション……もしかして俺は順番を間違えてるか?」
そう不安げに顔をのぞきこまれて私は首を横に振る。