【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
胸が震えてたまらない。
どうしていつもこの人は、こんなに私を感動させるのだろう。
自分勝手で女性にだらしなくて傲慢なのに、彼のストレートな物言いは、いつだって私の心臓を鷲掴んで離さないのだ。
気づけばポロポロと涙が零れて、臣海さんの顔が見えなくなった。
「もう嫌だ〜、今日は泣きっぱなしだし、化粧を落としてないし、その化粧もボロボロだし〜」
シーツで顔を隠す私を丸ごと臣海さんが抱きしめる。
「まいったな……君の親友に、もう絶対に菜月を泣かさないって約束したばかりなのに」
「グスッ……これは……嬉し泣きだから、いいんです」
「ボロボロだっていいじゃないか。俺だって菜月には散々みっともないところを見せている」
「でも、臣海さんは私と違って、みっともなくてもカッコいいから〜!」