【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
「マザコンだとか気持ち悪がったりしなかったのは、菜月がはじめてだったんだ」
悲しく怖い夢の世界でうなされていたとき、私が歌った子守唄に救われたのだ……と彼は言う。
「あの夜、母の故郷のニューヨークで菜月に会えたのは、きっと運命だったんだと思う」
キッパリと言い切りスッキリとした表情で微笑む臣海さんに、私はまたしても顔をクシャクシャにするしかなくて。
「俺のために泣いてくれてありがとう。でも今はどちらかというと、俺が菜月を啼かせたいんだが……」
「えっ?」
「あれだけじゃ足りない。久しぶりなんだ、思う存分味わわせてくれ」
「ええっ!?」
――たった今までしんみりしてたのに!
けれど唇が重ねられ裸の肩を円く撫でられた途端、私の身体が熱くなる。
「あ……っ」
シーツの上にゆっくり倒され首筋に舌を這わせられると、もう何も考えられなくなった。
彼の頭がゆっくりと下がり、胸の先端に刺激が走る。
「あっ、や……っ!」
「はっ……菜月っ」
まだ時刻は夜の7時。会えなかった3ヶ月を埋めるまで、何度も何度も愛し合おう。