【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
シャッター音とフラッシュと周囲の視線に緊張しつつ、私は無理やり笑顔を浮かべる。
仕事柄、作り笑顔には慣れているほうだ。
それでもこれだけ大勢の人の注目を浴びていたら、それもなかなか難しい。
この場所でウエディング・フォトの撮影をしているのは珍しくない光景だけれど、自分が撮られる側になるなんて想像もしていなかったから。
珍しげに取り囲んでいるギャラリーに視線を向けると、スマホを構えているJAWの一団が目に入った。
――嘘っ、みんな来てる!