【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「一緒に……浴びる」

 私の呟きに臣海さんが足を止めた。

「せっかく早く帰ってきてくれたのに……離れたくないし。一緒にいたいし……」

 見つめ合うその瞳には情欲の色が浮かんでいて、お互いの気持ちが重なって……


「体調は?」
「大丈夫。安定期だし、お腹も痛くないし……」
「……おいで」

 彼が先に立って歩き出す。
 脱衣所で競うようにして服を脱ぎ、すぐにシャワーを浴びる。

「俺が菜月を洗ってあげる」

 そう言う臣海さんに全身をくまなく洗うというより愛撫され……

「そういえば、赤ちゃんの名前、決めたよ」
「んっ、あ……っ、なんて、名前?」
「ん……それはベッドで抱き合ってから教えるよ」
「えっ、あんっ!」

 そのあとベッドでもトロトロに蕩かされ数日ぶりに愛されて。

 私が彼からニューヨークでの顛末と赤ちゃんの名前を聞かされるのは、その翌朝のこと。

 そして翌年の1月に男の子が生まれるのは、また次のお話。
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