【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜

「恋に浮かれてる悠を見てたら、俺も無性(むしょう)に愛妻に会いたくなった」

「臣海さん大好き! お帰りなさい!」
「ちょっと待て、ストップ!」

 勢いよく抱きつこうとした菜月に手のひらを向ける。
 まずは綺麗になるのが先決だ。

「それとも一緒にシャワーを浴びるか?」

 不満げな彼女に冗談を言って浴室に向かおうとしたそのとき。

「一緒に……浴びる」

 ――えっ!?

「せっかく早く帰ってきてくれたのに……離れたくないし。一緒にいたいし……」

 見つめ合うその瞳には情欲の色が浮かんでいて、お互いの気持ちが重なって……そんなのもう、止められるはずがない。

「……おいで」

 脱衣所で競うようにして服を脱ぎ、すぐにシャワーを浴びる。
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