【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
菜月と一緒に日本に帰ろうと決めたのは、昨日の夜、彼女を送り届けた直後のことだ。
ホテルのエントランスに入っていく後ろ姿を見た瞬間には、すでにもう抱きしめたくなっていた。
菜月には、『また会いたいと思ったら連絡して』と電話番号を教えられたのだが、そんなの会いたいに決まってるだろ。
その場ですぐに、JAWのサイトから予約を入れた。
正月のこの時期にシートが確保できるか心配したが、さいわいにもファーストクラスとビジネスクラスに1席ずつ空きがあった。
もちろん俺が選ぶのは菜月が担当するファーストクラスだ。
すぐにでも菜月に知らせようと思ったがグッと思いとどまる。
彼女がどんな反応をするか見てみたかったのだ。
所謂サプライズというやつだが、俺がそんなことを考えるのも実行するのも菜月が初めてだ。
――ハハッ、この俺がサプライズって……。