冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~

「ええ。いつもと違う環境に疲れたのもあったんだと思います。至さんもお疲れでしょう。なにか温かい飲み物でも淹れますか?」
「いや……。それより、ここに座ってくれ。話がある」
「話?」

 なんだろう。深刻そうな彼の様子に、胸がざわめいた。

 言われるがまま彼の隣に腰かけると、至さんは俯きがちに口を開く。

「さっき、母から電話があった。少し前、芽衣と成優に会ってもらうために日程を調整してくれと頼んでいたから、てっきりその返事だと思って呑気にしていたんだが……」

 至さんはそこで言葉を切り、眉を曇らせる。

 お母様からの電話だったと知ると、私の中のざわめきも大きくなり、緊張しながら彼が言葉を継ぐのを待つ。

「母の返事は……〝会えない〟だった。俺たちが結婚するのは構わないが、芽衣や成優と会うのは無理だと。理由を聞いても、頑なに教えてくれない」
「つまり……私に〝会いたくない〟ってこと、ですよね?」

 至さんは答えない。彼も、同じ可能性を考えていたんだろう。

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