冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~

 約束の時間ぴったりにやってきた妹さん家族は、妹の叶未さん、夫の大和さん、息子の瑛太くんの三人。

 初対面の俺が玄関で丁重に挨拶をしていたら、背後から「やまとくん!」と興奮気味の成優の声がして、あっというまに俺を追い越した成優が大和さんの足にしがみついた。

 いつの間に着替えたのか、今日のために新調した淡い黄色のキッズドレス姿になっている。動くたびにふわふわと揺れるスカートの裾が、かわいいことこの上ない。

「お~、成優、今日は一段とかわいいね。プリンセスみたい」
「でしょっ? やまとくんがくるから、おしゃれしたの」

 大和さんを見上げる成優の瞳は、見たことがないほどキラキラしている。

 確かに大和さんは、一見俺より年上に見えないくらいの爽やかな容姿だが……。

 ざわ、と胸の奥が複雑に揺れ動くのを感じ、俺は思わず服の上から手をあてる。

 なんだ? この不穏なモヤモヤは……。

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