冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~

「焦れていたんだろう。こんなにして」

 衣服もショーツを取り去られ、開いた足の間に彼が顔を近づける。私は羞恥のあまり顔を両手で覆ったが、そのせいで次になにが起きるのか予測できず、体内に彼の舌が忍び込んできた瞬間、思わず腰を浮かせて喘いだ。

「あぁっ……」
「そうだ、芽衣。それでいい。もっと乱れた姿を見せろ」

 お願いだから、そこで喋らないで。私は体を捩らせながら、心の中で懇願した。

 至さんの吐息がかかるだけで、痺れるような刺激が全身を走る。理性がどこかへ行ってしまう……。

「行くぞ、芽衣」
「はい……んっ」

 やがて、十分に解されたそこに、彼が入ってくる。痛いなんて感覚はまったくなく、奥まで彼を受け入れただけで果てる寸前だった。

「芽衣の中……すごいな。俺を離したくないって感じだ」
「や、言わないで……っ」
「この状態で今さら恥ずかしがるなよ。どこがいいのか、たくさん啼いて教えてくれ。……ほら、ここは?」

< 25 / 223 >

この作品をシェア

pagetop