冷徹弁護士、パパになる~別れたはずが、極上愛で娶られました~

「ねえ成優、明日からママ、しばらくお休みなの。だからいっぱい遊ぼう」
「えっ? やったー!」

 なにも知らないとはいえ、成優にとってはうれしい自宅謹慎のようだ。

 私もうじうじしていないで、大人しく学校の判断を待とう。もし職を失っても、今まで通り成優とふたりで頑張るだけだ。

 翌日は、あえていつもより寝坊をして、朝食は成優と一緒に、ホットプレートでふわふわのパンケーキを作った。冷凍のミックスベリーとホイップを飾って、見た目も味わいもリッチなカフェ風だ。

「ん~、おくちのなかでとける~」
「あはは、成優、いい顔。CMに出れそうよ」

 食事中だが、私はスマホを出して成優の写真を撮る。いつも平日は忙しさに追われているので、こうした日常の写真を撮る余裕がないのだ。

 成優、いつの間にか本当に大きくなったなぁ……。今までに撮った写真と比較しつつ、しみじみと感慨に浸る。

「ねえママ、たべおわったらこうえんいく」
「うん、いいわよ」

 朝食の片づけを済ませ、出かける準備をする。学校から連絡があるかもしれないので携帯を忘れずに持ち、近所の児童公園に行くことにした。

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