4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪大雅side≫


昨日寂しそうだった結衣。

今朝は

『大雅兄頑張ってね!!』

とメールが来てたものの…。


それ以降返信しても全く連絡が来なくなった。

なんかあったのだろうか…。

心配だ。

電話でもかけてみるか!




pruuuu……

太『もしもーし!』

大「え?これ結衣の携帯だよな。」

太『そうだよ!大雅今受験なんだってな!頑張れよー!』

大「なんで太陽くん持ってるの…もしかして結衣…」

太『あ、いやー……朝間違えて琉生が結衣ちゃんの持ってきちゃったみたいでさー。はやく返さねーとだよな。』

なんだ…そーゆー事か。
結衣よく携帯リビングに置きっぱなしにするからな……。

大「結衣が大丈夫ならいいんだ…。」

太『ああ。きっと大丈夫だよ!なんも連絡来てないし!』

大「分かった。じゃあ…」

太『おう!またな!』


俺は電話を切った。


とりあえず明日もあるし…

もう少し勉強をするか。




俺はこっそり持ってきた結衣とお揃いのネックレスをつけた。


これをつけているだけで結衣が側で『頑張って』って言ってくれてる気がする。


大「よし!頑張るか!」


再び俺は勉強に励んだ。





次の日。

結衣からの連絡は来なかった。


まだ携帯は結衣の元に渡って居ないのだろうか。


少し不安な気持ちだったが、俺はホテルからすぐ近くの試験会場へと向かった。
















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