記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される
紫苑は私の背中に手をまわすと、力強く体を起こしてくれて、慣れた手つきで私の上着を脱がせてくれた。
きっと何度も同じようにしてくれていたのだろうと、言葉はなくても伝わる。
あっという間に彼は私の服を脱がせて、ルームウェアに着替えさせてくれた。
「・・・っ・・」
彼にお礼を言おうとして、違和感を感じて思わず自分の鼻に手をあてる。
「桐乃っ!」
ぽたぽたと私の手に血が付く。
紫苑はすぐに近くにあったティッシュを手にして私の鼻を覆い、体を支えてくれた。
きっと何度も同じようにしてくれていたのだろうと、言葉はなくても伝わる。
あっという間に彼は私の服を脱がせて、ルームウェアに着替えさせてくれた。
「・・・っ・・」
彼にお礼を言おうとして、違和感を感じて思わず自分の鼻に手をあてる。
「桐乃っ!」
ぽたぽたと私の手に血が付く。
紫苑はすぐに近くにあったティッシュを手にして私の鼻を覆い、体を支えてくれた。